【アサコのNY生活雑談】
夫婦共働きで悩むことの一つは食事ですよね。私の夫は家のことは何でも手伝ってくれますが、料理は出来ませんので、基本的には私が作り夫が片付ける、ということで収まっています。
仕事の忙しい時期なんかですと、二人だけだった時は特にアメリカで多いTake-out,Carry-outにしてしまうことが多かったんですが(NYは特にピザやファストフードだけでなく、殆どの普通のレストランでも「Carry-out Menu」があり、電話を先に入れて取りに行くことが出来るんです。日本と違いかなり量がありますので、20ドル程度の一回の夕食分で次の昼分も出るということで、下手すると作るより安い、ということになるんですよね。冷凍食品もすごく豊富ですし。
特に子供が出来てからはオーガニック(有機)やナチュラル系の食材を選ぶことが多くなったんですが、このタイプでもかなり普通に買い物できるようになっています。
ナチュラル物が体にいいということもあるんですが、アメリカの国土の大きさか、かなり長持ちするように作っているようです。パンですとかチーズとかにカビが生えないんです!!旅行に出て一ヵ月後にみたパンにカビ一つ生えておらずまだ柔らかかったのをみてからは、とても怖くて安くて大手会社のパンは買えなくなりました(笑)。
自然ものはまた美味しいんですよね。アイスクリームとかは、私の母が子供の頃に作ってくれたような味で、今では健康のためだけでなく味のためにも出来るだけこの手のものを買うようにしています。
価格は普通のものよりも10-30%増し位ですかね。肉類がかなり値段が違うのですが、行くお店でその週のセールになっているものを多目に買って冷凍庫に入れるようにしています。特にアメリカは肉が安いのでついつい食べ過ぎてしまう傾向があるのも、値が張ると思うと、量を気をつけることになり、結果的には健康にもいいのかもしれません。
先日義父母が2週間程遊びに来たのですが、心配症の夫は義母が安売りの肉を近所のスーパーで買ってくるのが怖かったらしく、遊びに来る前に2週間分を買っておいたんです。大体は私が料理するようにしているのですが、一日肉を義母に焼いてもらうことになり、私達の食べている肉を大絶賛。
「昔はこういう味だったわよねー」なんていっていたんですが、怖いのが義母の「水が出ないのよね」という言葉。
「水?肉から?」と理解できなかった私ですが、義母に聞くと義母の買うお肉は焼くと相当量の水が出てくるんだそうで(捨てるくらいの)、肉をみずみずしく重さを重くするためにwater-injectionされているのだそうです。ってことは、安い気分で買った肉も実際には水の重さで、本当は安くないってことですよね。
食をめぐるアメリカでの珍体験は色々ありますが(折々ご紹介していきたいと思います)、日本の豊かな食文化は本当に誇りに思っていきたいですよね。高級和食もいいですが、お好み焼き、たこ焼き、お弁当からラーメンまで、比較的安価なものでも美味しくバラエティに富んでいます。日本に一時帰国する際にはリストアップした「食べたいものリスト」を制覇するため、必ず体重が増えてしまうのは、仕方ないと思っています(笑)。
誤解を招くといけないので一応コメントしておきますが、もちろんビッグアップルNYの良さの一つは移民が多く旅行しなくてもたくさんの美味しいエスニック料理を安く食べれること。日本で舌の肥えた方でも楽しんでいただける美味しいレストランもたくさんありますよ。朝食も家までデリバリーしてくれるっていうのは、やっぱり便利なNY。何処でも良さがあるということでしょうか。住めば都とはよくいったものですね。