【2009年4月22日:スーザン・ボイル(Susan Boyle)さん見ました?】
イギリスのオーディション番組Britain's Got Talent 2009に出てた素晴らしい歌声の普通のオバサンと多くのニュースで出てましたね。普段はアメリカで人気のリアリティショーとかのテレビを見る時間はないんですが、NHKのニュースサイトでまで紹介されていたので、さすがにちょっとみてみようかとyoutubeを検索。
びっくり、なんてものではなかったです。歌が上手いとかそういう次元ではなく、声にとても魅力があり、何度も聴きたくなる至上の歌声という感じ。もちろん外見とのギャップもありますが、(単にあまりファッションに興味のないだけで別にどこか問題があるわけではなく、結構キュートなオバサンだと思いました)外見が普通だったとしてもびっくりしたと思います。
この歌声で47歳にもなってプロでない理由は田舎の子供が9人の末っ子に生まれ、30代には週に一度2年ほどプロのトレーニングを受けたけれど年老いた親の世話をずっとしていたということで、街に飛び出して夢を追う、というのは許されない状況だったのかもしれませんね。
地元の教会では歌っていたということで、今回のオーディションもボイルさんの知人から話を聞いた番組のスタッフの方から受けるようにと勧められたとのことでした。1999年に地元のチャリティー用のCDに入れた歌もyoutubeに入っていて素晴らしいです。心を動かす歌声なんですよね。
でもプロの歌手になることを子供の頃から夢見ていたっていうことで、家族の世話で遅れてしまったものの、世界的なセンセーションを巻き起こし、当然ながらCD等の契約も結ばれるでしょうし、夢はかなうという温かい、明るい気持ちにしてくれた久しぶりに明るいニュースでしたねえ。
彼女みたいなストーリーが心を打つのはやっぱり殆どの人は自分のしたいこととしなければならないことを天秤にかけて、しなければならないことを優先するからかもしれません。旦那さんだって自分のしたいことが牧場運営とかでも家族や妻のことを考えると安定した仕事を選ぶことが多いでしょうし、奥さんも自分だけであればバリバリできるやりがいのある仕事をしたいけれど、勤務時間や家事・育児との両立で天職でないものを選ぶことにしたり。個人的にはその自己犠牲から成り立つ小さな幸せの方が大きいと思いますが、やっぱりこういうシンデレラストーリーを見ると他人に起きたことでも嬉しいですね。
(写真:Britain's Got Talent公式サイトより)
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