数日前にアメリカのフィギュアスケート選手権のテレビ番組を見ていたらバンクーバーで開催される冬のオリンピックは来月からということに気付きました。早いものですねー。
今日本はフィギュアスケートの選手もとても優秀な方が揃っていて、強豪チームとして認められているようで、きっと日本でもこれから楽しみにされている方多いでしょうね。
私が個人的に楽しみにしているのは、2006年のオリンピックで金メダルを取ったプルシェンコの完全(?)復活です。
ピーク時の好みはどちらかといえばライバル視されていたヤグディンだったんですが、プルシェンコにはやはり天才肌アスリートの魅力があります。特に観衆を前にきちっと確実に演技ができる安心感があり、見ていてもジャンプの前毎にどきどきするということがなく、すごいなー、と単純に感心しながら見れるんですよね。
他の選手だとジャンプにいくまでに「とぶぞー、とぶぞー」っていう加速?している間が長いです。
膝の故障を抱えているということで、競技レベルでの復帰はどうなのかな、、と思っていましたが昨年からの競技をみているとまだ100%ではないのでしょうけれど、目が覚めるようなジャンプで(殆ど止まっているように見える状態から飛んでるように見えます)びっくりです。
芸術面では確かにプログラムとして日本やアメリカ、カナダのスケーターの方が勝っているように感じる部分も多々ありますが、素人の私としてはフィギュアスケートはスポーツ競技という認識で、彼らはアスリートでダンサーではありませんので、飛ぶものは飛んで楽しませ、人間ってこんなこともできるんだー、とびっくりさせて欲しいです。(正直な所、芸術性や踊りがそれほど重要でジャンプできないのであればアイスダンスに転向してください、って思ってしまいます)。当然見る方は芸術性が高い方が楽しめますのでバランス取れるのが一番でしょうね。普通はプログラムは選手が作るのではないんだと思うので、こんななかなか現れないような選手なのだから、技術もみせることができて、プルシェンコの踊りやエンターテイナーとしての才能も(バレエや民族舞踊にも秀でているらしいです)生かしたプログラムを作ってあげればいいのに、、。
プルシェンコをついつい応援してしまうのは、天性のものはあったとしてもかなり苦労して育っているということを聞いているせいかもしれません。アメリカでもスケートを習わせるのはとてもお金のかかることらしく、花咲くまでに達するには本人の才能や努力に加え経済的にも恵まれた家族からサポートされている選手が多いらしいです。やっぱり11歳でトレーニングのために単身他の都市に移り最初貧しい一人暮らしをしながらトレーニングをして頭角をあらわし、貯めた賞金で16歳の時に家族が一緒に住めるようにマンションを購入した、なんていう話を聞くと、楽しげにスケートしている気楽そうな様子にも深みが出てきます(気のせい?)。
あのレベルで競技をする人たちというのは練習でできるっていう能力だけでなく本番のプレッシャー下で実力を出せる精神的な強さがかなり結果の違いに出てくるんだと思うので、幼いころからプレッシャーの中でのし上がってきたプルシェンコには自分との戦いに勝てる力があるのでしょう。すごいです。
18歳の時のエキシビジョンで肉襦袢?を着て踊るなど、本人も本気で楽しんでいるエンターテイナーの要素がまた観衆を引きつけてやまないです。有名ですがかなり面白いですので是非youtube等でご覧ください。
オリンピックまであと1カ月切り、彼がどこまで調整を進めて男子スケート競技のハードルを上げてくれるのか、とても楽しみです。
PS みなさんもハイチの地震の災害基金への寄付等されているかと思いますが、既に怪しい慈善団体の被害も出てきているようですので、きちっと必要な人たちを助けるのに使ってもらえる評判の良いところを選ぶようお互いに気をつけましょう。
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