【アサコのNY生活雑談】
普段の生活では「趣味は何ですか」なんて聞かれることは殆どないかと思いますが(その割に言語習得の際には結構早期に習う表現ですよね。多分話が盛り上がるからだと思います)、ここ5,6年は私の場合、「趣味ですかー、前は音楽鑑賞、旅行、読書、(意外にも)手芸等あったんですけどねー、今は趣味してる時間があったら寝たいですねー。」なんて寂しいことしか言えない状況です。
まあ良くあるあることでないかとは思いますが、私の場合ワーカホリック的な傾向があるんで、これは特に子供やアメリカ人の夫を持っている身としては、意識して気をつけないといけない部分なんです。本業の翻訳にしても忙しい時期があるのは仕方ないのですが、意味もなく長く仕事してしまうよりは、時間をきちっと決めて、することをこなしていくように、必要もなくPCに向かい、夫の話も聞いているようで聞いていないなんてことになると、大切なものを失うことになりかねません(笑)。
実際問題、時間というのは限られていて、しなくてはならない・必ずしたい仕事、家族としての時間、家事、ボランティア活動などを考えると、今の時点で新しい趣味を見つけるのは難しそう。で、思ったのが、料理を趣味にすること。
もともと食べることが好きなこともあり、料理は嫌いではないのですが、忙しい生活の中だと、この時間内に作れて健康に良いもので、となるついつい型が決まってしまうんです。まあ、以前のように外食・中食ばかりという問題は何とか乗り越えましたので、手作りだっていうだけで、シンプルでもまあましかなと思っていますが、別に凝ったものっていうのではなく、「今日は何だろう」って楽しみになるような(私の母はスーパー主婦でしたので、毎日食事が楽しみだった記憶があります)期待感のある食卓、、、あー、夢見てしまいます。
夫に「料理を趣味にするって言うのはどうかねえ。」なんていうと、夫は嬉々として、「美味しそうなレシピを見た時にPDFにして保存してあるんだけど、見てみる?」というので、見せてもらったら、基本的には私が作らない中東のレシピが多いんですが、どれも美味しそう。かといってグルメ材料が必要なわけでもないし(サフロンは別ですが)、まずは夫が貯めていたレシピから新しい料理から試して、あとは料理月刊誌みたいのからアイデアをもらってもいいかなと思っています。
個人的には母が愛読していた「きょうの料理」が経済的で美味しい料理が多く気に入っていますが、アメリカの簡単レシピも見逃せませんのでちょっとのぞいてみようと思います。
趣味と実益を兼ねるとはこのことか!!といまさら感動しているんですが、家でも食べたいレシピを貯めながらも私が言い出すまで見せなかった夫の心遣いも汲んで、ちょっと(無理せず)がんばろうかと思います。まあ今の時代子供たちには絶対料理の基本は教えないといけないと思ってますけどね、性別に関わらず誰かに作ってもらうつもりの時代は子供が大きくなる頃にはもう終わってると思いますし。。。手伝いたがる時に教えるのが一番といいますが、これが手間かかるし自分でやった方が早いしで、結構努力が必要です。■
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